放送機材予約・入出庫管理システム

1.概要

放送機材管理システムは、所有する放送機材をデータベース化すると共に、その利用予定を予約入力、出庫、入庫の際の機材チェック、障害発生時の対応状況の登録、利用実績等統計情報の出力など、放送機材の運用に関わるすべてをパッケージングしたものです。
機材のチェックには二次元バーコード(QRコード)の他、非接触タグ(RF−IDタグ)の実装にも早くから取り組んでおり、放送機材だけではなく、高価な機器等の入出庫チェックに威力を発揮しています

データベースサーバー(必須)
OS Linux(推奨), Windows Server系OS
データベース Oracle 10g〜
メモリ 2GB以上推奨
ハードディスク 40GB以上推奨、RAID構成推奨
その他利用サービス FTP
入出庫サーバー(入出庫チェック導入時のみ)
OS Linux(推奨), Windows Server系OS
その他利用サービス Apache + PHP, FTP
WEB公開サーバー(WEB公開機能導入時のみ)
OS Linux(推奨), Windows Server系OS
その他利用サービス Apache + PHP, FTP
クライアント
OS Windows XP, Windows Vista, Windows7(32bit)
メモリ 1GB以上推奨
ハードディスク システムインストール領域程度
入出庫用PDA
OS PocketPC 2003SE, Windows Mobile 5.0
画面 VGA必須、タッチパネル必須
通信 無線LAN必須

2.機能一覧

機材管理システムは下記のようにサブシステムに分かれています。必須のサブシステム以外は運用状況に合わせて自由に選択可能です。

サブシステム 概要 必須
マスターメンテナンス 機材の他、ジャンル、利用者、番組、管理部門等トウのマスターを登録、修正、削除する機能。柔軟な検索機能、一覧表からの一括更新機能等トウも有している。
機材予約 ロケ・番組を指定して持ち出ダす機材を線表より選択、予約する機能で、直感的なGUIにより、誰でもマニュアルレスに利用可能。各種帳票出力の他、管理権限別の機材の表示/非表示機能、管理デスクの承認機能などのオプション機能も実装可能。
入出庫管理 機材の入出庫を管理する、クライアント端末上の機能で、入出庫のチェックは目視にて行う。消耗品類、ケーブル等総量ソウリョウ管理品の在庫管理機能も有する。  
PDA入出庫チェック 予約された機材を画面に呼び出ダし、機材に添付されているRF−IDタグ(非接触タグ)、QRコード(二次元バーコード)をスキャンすることで出庫、入庫を自動的に記録する機能。予約されていない機材をスキャン時は警告ケイコクを表示するほか、その場で追加ツイカ予約する機能などを有している。  
障害登録管理 機材に発生した障害(故障、紛失、その他トラブル)を機材別ベツに一元管理し、その対応進捗を時系列で記録、管理する機能。機材別ベツの故障率や保守記録等トウの把握することで、機材の導入計画への基礎データ作りにも利用可能。  
WEB公開 機材の予約線表、番組別の予約状況等をWEBブラウザにて参照する機能(予約登録は不可)。専用プログラムをインストールした端末以外から状況確認するときに有効。  
RF−IDタグ管理 RF−IDタグを利用する場合に、タグの初期化、タグへのデータ書込を、マスターメンテナンスサブシステムと連携して実施する。  
未処理機材監視 正常に入出庫処理をされていない機材を察知しアラームを発報ホウするゲートアンテナによる監視システム。RF−IDタグ管理システムの導入が前提となる。  
機材画像管理 機材種類別の画像を登録し、マスターメンテナンス、予約線表などと連動してその画像を表示する機能。JPGの他、PDFも扱うことができるため、外観等だけでなく設計図や各種資料等も併アワせて登録可能。  

3.画面イメージ

現在運用いただいている機材管理システムの画面例です。 (クリックで拡大します。)

(1)マスターメンテナンスサブシステム
(機材マスターの一覧と編集)
(2)機材予約サブシステム
(ジャンル検索と予約線表、画像表示)
(3)入出庫管理サブシステム
(番組検索と入出庫対象機材一覧)
(4)PDA入出庫チェックサブシステム
(QRコードバージョンの各画面)